自分が理想とする
会社の見つけ方・選び方

日本には約250万社の株式会社があります。そのうち、就職サイトに求人情報を掲載している企業数は約1万社。そして、いうまでもなく、あなたが就職する会社は1社だけです。
多くの中からどのように会社を選択していくか、ここでは「会社の見分け方」を紹介します。

就職活動学生の会社選択の傾向

毎年の人気企業ランキングを見ると、誰もが知っている有名企業やCMでおなじみの会社、消費者に身近な商品やサービスを提供している会社などが上位に集中しており、ブランドだけで企業選択をしている学生が多いことがよくわかります。しかし、それでは企業の本質はわかりません。そのまま就職活動を続けて、仮に入社できても「こんなはずじゃなかった」と後悔する例があとを絶ちません。
広い視野で企業を見極めて、本当に自分に合った企業選択をすることが重要です。業界・企業をしっかりと比較検討しましょう。

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企業を見分ける方法

●役割で企業を見る

① 商品(もの)の流れで企業を見る

興味のある商品(もの)について、消費者の手元に届くまでの流れを探り、関わる企業を見ていく方法です。たとえば、パンを取り上げてみましょう。パンに必要な食材を仕入れる食品商社、食材からパンを製造する食品メーカー、完成したパンを販売するスーパーなどの小売、パンを配送する運送会社など、関わる企業を追っていくと全容が見えてきます。

② 業界の仕組みで企業を見る

その企業の工場や社屋を作るのは建設会社、工場で必要な機械を作っているのは産業機械メーカー、経営に必要な資金調達を行うのは金融業者、社内の基幹システムを構築するのは情報・通信会社、その他、商品の売れ筋予測や顧客動向を調査するマーケティング会社、商品を宣伝する広告会社など、いろいろな企業との関わりがわかります。

●個別の企業情報を見る

① 募集要項(求人票)を見る

資本金や従業員数、事業内容、募集職種、勤務地、給与、勤務時間、応募要領など、基本的なことがわかります。
ぜひ注意したい点としては、「採用予定数」における社員数と採用予定数のバランスが挙げられます。社員数に比べて採用人数が多すぎる場合は、離職率が高い可能性があります。

② 会社概要を見る(日経会社情報や会社四季報などを参考にします)

経営効率をチェックしてみる
総資本経常利益率(ROA)を見て、値が高ければ、資本が効率よく使われている企業だと判断できます。企業は、経営目的を達成するために資本を調達し、それを運用します。売上高や利益を得るには、できるだけ小さい資本で大きく儲けたほうが効果的です。資本の使用効果を検討するには、この比率を用います。日本での全業種平均は3%程度です。
収益力をチェックしてみる
売上高営業利益率を見て、値が高ければ、収益性が高い企業だと判断できます。これは売上高に占める営業利益の比率を表わすもの。したがって、販売費や原価、人件費、広告宣伝費、オフィスの家賃などが高くなれば、反比例して利益の比率は少なくなります。企業の収益力や経営能力を知るには、欠かせない指標です。
財務体質をチェックしてみる
株主資本比率を見て、値が高ければ会社のお金(自己資本)が多く、負債が少ない企業だと判断できます。
株主資本利益率(ROE)を見て、値が高ければ、効率的に利益を上げている企業だと判断できます。

③ IR情報を見てみる

上場企業は、ホームページ上にIR情報を載せています。これは企業が株主や投資家に、自社への理解を深めてもらうため、情報を提供する活動全般をさします。現状や中期経営計画など、会社がどのような方向に向かっているのかを見ることができます。

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