転職時に効果的な
履歴書と職務経歴書の書き方

履歴書

履歴書は、採用担当者がはじめて手にするあなたの情報です。記入されている情報はもちろんですが、書き方次第で印象が変わってしまいます。あなたが想像する以上に、履歴書で求職者のプロフィールがわかってしまうものです。この点をお忘れなく。
履歴書作成のための基本的なルールは、就職・転職関連の書籍やインターネットのWebサイトにも記載されているので、参考にしましょう。履歴書の具体例の他に、ここでは特に気をつけたいポイントをあげておきます。

  1. 会社指定の様式がない限り履歴書のフォーマットは自由です。市販されている履歴書の学歴・職歴・資格欄はどれも共通ですが、志望動機や自己PR、得意分野などの自由記入欄などは項目や記入の範囲が異なります。自分にとって記入しやすいもの、PRしやすいものを選んで使用されることをおすすめします。
  2. 貼付する写真の表情にも気を配りましょう。特に写真館などで撮影すれば、見る人に好印象を与えるように撮影してもらえますし、スピード写真でないことから、意気込みも伝わるはず。担当者を「会ってみたい」という気持ちにさせる意味で写真は重要です。
  3. 自由記入欄(自己PR、志望動機など)は、必要最小限の単語を並べるだけではなく、文章や箇条書きで8割程度は埋めるようにしましょう。
  4. 誤字・脱字に気をつけるのはいうまでもありませんが、修正液などの使用も避けてください。誤字・脱字が見つかったら、新しく書き直しましょう。
  5. 面接では、履歴書や職務経歴書に書かれた内容について質問されることが多いので、何を書いたか忘れないように、必ずコピーをとっておきましょう。

採用担当者が評価しかねる履歴書の例をいくつか紹介します。

  • 誤字脱字
  • 字が乱雑
  • 修正液を使っている
  • 空欄が目立つ
  • 住所、氏名にふりがながない
  • インスタント写真を貼付
以上のいずれかに該当すると、書類審査に通過しない可能性があります。ご注意ください。

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職務経歴書

履歴書に添えて提出する職務経歴書は、単に自分の経歴を書き並べる書類ではありません。応募先企業に、自分のキャリアをアピールするためのプレゼンテーション資料です。読む人の立場になって、「わかりやすさ」「見やすさ」を心がけましょう。

用紙はA4サイズを縦に使い、文字は横書きで、枚数は1~3枚程度に収めます。書き方は自由ですが、入社時から時系列で並べる「編年式」か、職務の種別でくくる「キャリア式」が基本スタイルです。
いずれの場合も、過去から現在までの仕事内容の移り変わりと、そこであげた実績や習得したスキル、昇進や人事異動などの節目の出来事を、もれなくリストアップすることからはじめるほうが効率的です。
ただ、経験やスキルを書き連ねるだけでなく、応募先企業が関心を持ちそうなポイントをあげ、詳しく記すのも自己PRとしては効果的です。別枠で表記してもいいでしょう。

◇効果的な職務経歴書の書き方

  1. 実績(売上やコスト削減)は、具体的な数字で記入。
    「営業」と一言で終わらせるより、3年連続売上目標達成、毎年前年比○○%以上の達成率、○○件の新規獲得など、具体的な数値を記入するほうが説得力を増します。
  2. 職務経歴書の冒頭に、アピールしたい経験やスキルをまとめる。
    冒頭にわかりやすくポイントをまとめることで、一目でどんなキャリアの人物かがわかり、印象づけることができます。
  3. 内容にメリハリをつける。
    応募先企業の求める経験・スキルや応募先企業に関連したことは、詳しく枠を設けて表現したり、クローズアップするなどの工夫をし、それ以外は簡潔にまとめると見やすくなり、またインパクトを与えます。

●職務経歴が少ない方

アルバイトや派遣社員の経験は、基本的に職歴と見なされないケースが多いのですが、職歴が少ない方は、アルバイトや派遣の経験も職務経歴書に記したほうがよいでしょう。
その際は、就業形態がアルバイトもしくは派遣ということを明記するようにしましょう。

POINT

  1. 勤めていた会社の正式な社名、従業員数、業種などを明記します。
  2. 具体的な仕事の内容を明記します。さらにどのような点に気をつけて取り組んでいたか、たとえば、接客業なら、どのような姿勢でお客様に接していたかということを書きます。
  3. お客様や上司の評価、褒賞されたことなどがあれば記入します。
  4. アルバイトの経験で、どのようなことを身につけたか、どのような点で成長したかを書きます。
  5. 職務経歴書に別途自己PR欄を設けます。
ここでは、アルバイトや派遣の仕事を通じて身につけたことを、応募する企業での仕事にどのように活かしていくかを具体的に書くのがコツです。

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