注目の中堅・中小企業

  • アルケア株式会社
  • 代表者:代表取締役社長 鈴木 訓夫
  • 設立:1973年5月
  • 資本金:90,000,000円
  • 本社所在地:〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階
  • URL:http://www.alcare.co.jp/

人(社員)と組織(会社)のベストフィットを通じ、
健康で豊かな医療福祉社会の実現を目指す

医工学研究所などのほか、全国に営業所を構えて展開する同社(写真は千葉工場外観)。

医工学研究所などのほか、全国に営業所を構えて展開する同社(写真は千葉工場外観)。

自分を磨き、気づきを得るためのフォローアップ研修の一コマ。

自分を磨き、気づきを得るためのフォローアップ研修の一コマ。

「医学」と「工学」を融合し、新しい価値を提供

アルケア株式会社は、研究開発から製造・販売までを行う医療機器メーカーで、主に医療消耗材料の分野で独自の発展を遂げてきた中堅企業だ。医療消耗材料とは、医療や介護福祉の現場で使用される包帯やガーゼ、テープ類などを指し、その品目は、実に300種類2000品目にもおよぶ。医療消耗材料以外にも、腰痛用サポーターやエコノミークラス症候群を防ぐストッキングの開発など、健康やケアに関する商品群の幅広さが同社の特長である。

また、同社のほかの主要製品に「人工肛門・人工膀胱用ケア装具」がある。人工肛門・人工膀胱とは、病気や事故により通常の排泄ができなくなった場合に、手術で腹部に小さな穴をあけて作る腸や尿管からの排泄口のことで、便や尿を溜める袋をほぼ終日装着する必要がある。その袋がケア装具だ。

技術力を企業発展の原動力と位置づけ、幅広いニーズに応えてきた同社。医学と工学を融合させた「医工学」による新しい価値のある製品作りに日々チャレンジしている。

人間性の豊かさと競争力維持の共存を目指す

強くなければ競争社会の中では生き残っていけないが、医療の分野では、何よりも患者や医療者の役に立つ事業であるかどうかを問わなければならない。目先の利益を重視するあまり、「人を大事にする、社会に役立つ」ことを忘れては社会から永続的に認められる存在にはなれないと考える同社。人間主体の経営哲学を追求するためにも、手厚い教育支援制度を確立しながら、理想とする人材の育成に注力している。

その人材像とは、will=したいこと、can=できること、must=しなければならないこと、この3つを考え抜き、自身のアイデンティティ(自身のあり方、生き方)の確立を常に考え続けられる人。特に、willは自己成長の原動力であり、社員が成長しなければ企業は競争力を維持することはできないと考えているため、採用の際も重視。その上で人間性の豊かさと競争力維持の共存を目指している。

社員個々の能力を高め、“強くて良い”組織を追求

社員一人ひとりが組織における自分の役割を十分認識し、上司や関係部署などと常に連携を取りながら臨機応変に役割を果たす組織運営を目指している同社では、その実現に向け、人材教育などで社員個々の能力を高めると同時に、情報を共有化し、各自が会社全体の動きも把握できる環境を整えている。

そして、経営陣と従業員の距離が近いことで、経営者の理念や思いを身近に感じながら、社員それぞれが一体感を持って事業にあたるとともに、いたずらに規模を拡大するよりも“強くて良い”組織の追求を念頭に掲げ、日々躍進を続けている。

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