学卒内定率73.1% !
あきらめるのはまだ早い! 緊急雇用対策 新卒者支援

平成22年1月に発表になった、高卒・大卒の内定率は最低だった平成15年度の氷河期を上回る過去最悪の数値となっています。そうした中、政府がこれから行う具体的な対策を含め、支援体制をここでは紹介します。

平成21年12 月1日現在で取りまとめた数値として、高校新卒者の内定状況は、就職内定率が68.1%。前年より9.9%減となっています。また、大卒新卒者の内定状況は、73.1%で前年より7.4%減の大変厳しい状況になっています。(出展:平成21年度 文部科学省・厚生労働省就職内定状況調査 発表平成22年1月14日)
こうした状況の中で政府は緊急雇用対策として、新卒者支援に以下の対策を公表しています。

【目標】
今春以降の新卒者の就職を支援し、第二の「ロスト・ジェネレーション」をつくらない。

【アクションプランの内容】
①新卒者の就職支援態勢の強化

A 「高卒・大卒就職ジョブサポーター」の緊急配備
支援態勢強化のため、就職支援の専門職をハローワークに緊急配備
B 大学等の就職支援の充実
就職相談窓口の充実(キャリアカウンセラーの配置など)、女子学生等を対象にした「ライフプランニングの支援」の推進、大学における就職指導(キャリアガイダンス)の制度化

②求人開拓と「雇用ミスマッチ」の解消

「就活支援キャンペーン(仮称)」の展開  
A 求人・求職、内定関連情報の収集・提供
B 学生を対象とした合同就職説明会等の実施
C 企業に対する求人拡大への要請
D 採用意欲のある中小企業等の掘り起こし

上記の新卒の緊急対策に加え、昨年、内定取り消しへの対応策として、相談窓口の開設や一定の条件を満たしていない内定取り消し企業の公表が取り決められました。
大変厳しい状況ですが、就職活動に積極的に取り組み、機会の拡大を図るほど可能性は広がります。学校・ハローワークなどあらゆる機関を利用して、最後まで就職をあきらめないことが大切になります。

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