「2016年卒大学生就職活動調査の結果報告書」について

・企業の就職情報解禁時期が変更になった2016年卒の大学生・大学院生がの内定取得状況や就職活動をどのようなスケジュールで行っているか、取得後にどのような行動をとるのか3回にわたり調査しました。

【結果概要】

2016卒就職環境は「売り手市場」という風潮でスタートしたが、今回の調査における「就職活動の感想」に対しては、「想定通り厳しかった」と「想定より厳しかった」の合計が52.1%で、「想定通り楽だった」と「想定より楽だった」の合計46.3%を上回っているが、拮抗した数字となっている。

 これは、後述する就活期間を「長かった」と感じる学生が3割を超えるという結果も相まっての感想と思われるが、「売り手市場」と言われた2016卒就職環境も学生にとっては、二極化の結果となっている。

 新しい倫理憲章下によるスケジュールについては、33.6%の学生が「就活期間が長かった」とし、「ちょうど良かった」(23.2%)、「短かった」(20.7%)を上回っている。インターンシップの活性化により「2014年10月(大学3年生の10月)」以前からインターンシップに参加する学生が多く、そういった学生にとっては長期間の活動を余儀なくされたと言える。

 今回のスケジュール変更の大きな目的である「学業との両立」についても、「就活期間が長く両立できなかった」が33.1%で1位を占め、新しい就活スケジュールが学生にとってメリットを生み出したとは言いかねない結果となっている。


結果の詳細は下の結果報告書をご覧下さい。
1.「2016年大学生就職活動調査結果報告書」PDF

 


●第1~3回調査各集計結果




【調査に関するお問い合わせ】
メール:kouhou@earc.or.jp
電 話:03-5419-3090
一般財団法人 雇用開発センター

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