「2017年卒大学生就職活動調査」の結果報告書について

2017年卒のスケジュールは、2016年卒と同様にエントリー受付や説明会は3月開始であったが、選考開始が2ヵ月早まるという変更があった。
また、企業の採用予定数は「増やす」という意見も多くみられ、「売り手市場」という風潮は依然として継続している。そのような中で、学生たちはこの就活についてどんな感想を抱いたか。


【結果概要】

  • 就活スケジュールについて、就活期間が「ちょうど良かった」と回答した学生は45.7%に上り、前年調査の23.2%を大きく上回った。
  • 学業と就活の両立についても、「両立できたので、就活期間はちょうど良かった」が47.4%で最も回答率が高く、前年調査からも19.8ポイントのアップとなった。
    この結果から、2017年卒の就活スケジュールが肯定的に捉えられていることがうかがえる。
  • 就職活動に対する全体の満足度は、「満足」+「やや満足」=76.2%で、前年同月調査の66.9%を約10ポイント上回り、売り手市場を裏付ける結果となっている
  • 一方、就活が「楽だった」と回答した学生は50.5%(11.3%+39.2%)と前年から微増に止まり、「厳しかった」48.4%(27.9%+20.5%)と拮抗している。
    結果に満足しながらも、活動は「厳しい」と感じる学生が多かったことが推察される。
  • 3月時点での内定率は91.5%。男女別では男性89.6%、女性93.2%で女性が男性を上回った。
  • 50.8%の学生が「内定の辞退をしたことがある」と回答し、二人に一人が内定辞退を経験している。
  • 「インターンシップ」には、42.6%の学生が参加している。
  • 参加期間は1日の「ワンデーインターンシップ」が60.0%で最も多く、前年調査を約10ポイント上回っている。
  • 今まで3年生の夏休みに行われていたインターンシップが、冬休みから春休みにかけても実施する企業が増えたため、8月に参加する学生は多いが、2~3月の参加も多くみられるようになった。
  • 2016年3月施行で、2017年卒の就職活動で初めて適用される「若者雇用促進法」について、「この法律を全く知らない」学生が71.0%に上り、就活生への浸透度が低かったことがうかがえた。

詳しくはPDFファイルをご覧ください。
   「2017年卒大学生就職活動調査」の結果報告書PDF


第1~3回調査速報・調査票

   
  • 「2017年卒大学生就職活動調査(第3回)」(調査票速報
  • 「2017年卒大学生就職活動調査(第2回)」(調査票速報
  • 「2017年卒大学生就職活動調査(第1回)」(調査票速報
  •    

【調査に関するお問い合わせ】
メール:kouhou@earc.or.jp
電 話:03-5419-3090
一般財団法人 雇用開発センター

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