現場コラム【新人、介護の仕事奮闘中】 -3-
離職から介護の仕事に就くまで③

仮採用期間の給与は19万8千円。

ホームヘルパー2級講座受講後の就職活動は、ハローワークの職業相談、シニアジョブセンターのカウンセリングを中心にWEB検索で応募企業を見つけることからはじめました。結果的に応募した企業数は100社程度になりました。ハローワーク紹介30社、WEB応募65社、知人・学校の紹介5社です。
当初ハローワークを利用しましたが、年齢不問というものの「有資格者」「実務経験1年以上」の条件付きの求人が多く、紹介してもらえないこともありました。WEBを利用した求人検索は「介護ジョブ・e介護検索」を主に利用しました。ハローワークの求人同様に「経験者を求む」が多く、この業界も決して楽に仕事に就ける訳でもないなと感じました。いずれ介護関連の起業を目論んでいるので、事業ナレッジと成功事例を見たかったため、大手といわれる企業を中心に就職活動をしました。また、頚椎の手術をしたこともあり、身体の負担が少ない介護施設を選ぼうと思っていました。

現在、仮採用で研修している施設は自宅から30分程度の通勤圏で業界では大手に属する企業規模であったため、応募しました。また、新しい施設のオープニングスタッフ募集であったことも、いろんな業務を学べる良い機会だと思いました。
介護対象者の状態は、基本的に“自立”の方がほとんどです。認知症の症状はありますが、ご自身で動ける事が出来る皆さんです。トランス(抱きかかえてベッドから車椅子に移動させる)の必要が少ないので、介護者の身体的負担が軽減されます。ただし、有料老人ホームと呼ばれる施設に分類されるので、入居者やその家族にホテル同様のサービスの提供を求められます。介護とは別の部分で気を使う場面が比較的多いようです。
老健(老人保健施設)の場合は大半の方が寝たきりに近い状態の方なので、トランスが多く身体への負担が腰を悪くする可能性が高いことが予想されます。特養(特別養護老人ホーム)の場合は有料と老健の中間の位置づけで、高齢者の状態も動ける方半分、寝たきりの方半分といったところでしょうか。
少ないといわれる介護職の給与ですが、老健≧特養>有料で、主に賞与で差がつく感じです。老健は医療機関が、特養は社会福祉法人が運営するケースが多いようです。
現在の仮採用先の規模は、入所人員30名(定員60名)、職員数25名(事務・看護師含む)職員数は25名ですが、シフト制勤務のため、介護職は常時6~8名で30名の介護を行います。夜勤は2名で対応しています。
本来は1人で対象者2.5名を介護することになっているそうですが、まだ入所定員に達していないため現在は日勤職員とパート職員を調整しながら対応をしています。
仮採用期間の給与19万8千円です。資格証修得後手当が付くとのことです。

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